早朝、アイススケートのエキシビションを見た。
本番を終えた上位の選手たちの伸び伸びとしたスケーティングには感動させられた。 勝負を賭けた本戦の演技には、ポイントをかせぐため難易度の高い技が次々に組み込まれるが、エキジビションでは優雅で趣向を凝らした芸術性の高いスケーティングが見られるので、いつも楽しみにしている。スケーター達にとっては独自性をアピールする絶好の場でもある。 今回は特に、男子フィギュアの金メダリスト、ロシアのプルシェンコの演技が本当に素晴らしかった。バイオリンの生演奏に合わせて滑り、演出も華やか、スケーティングも切れ味最高だった。NHKの実況中継は、アテネ五輪の男子体操団体金メダル決定の場面で「伸身の新月面が描く放物線は、栄光の架け橋だ!!」という歴史に残る名ゼリフを残した刈屋富士雄アナ。彼がプルシェンコの演技をどのように伝えるのか、これまた楽しみだった。 …が、今日は実況アナとしての立場をお忘れになったかのように、ただただ絶句。 出てきた言葉は「すごい!」ばかり。 刈屋アナ「すごいですねえ これは! こんなすごいの見たことありません。 いやあ…すごいですね、これは…」 五十嵐さん「言葉を失いますよね」 刈屋アナ「失います…」 ……アンコールの後…… 刈屋アナ「本当にすごいしか言ってませんけども…」 彼は「すごい」を何度繰り返したことだろう。 解説の五十嵐さんでさえ「素晴らしい演技でした」と言っていたのに…。 私は刈屋アナを非難しているのではない。プロの実況アナを素の人間に戻して、絶句させるぐらいすごい演技をプルシェンコはパラヴェーラで披露してくれた! 今度彼が日本で演技する時はリンクへ足を運び、すごい演技を是非見てみたい! 恐るべし、ロシア勢! 皆さん、おめでとう!
by smile-kazuyo
| 2006-02-25 22:27
| スポーツ
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