新入学の季節。
桜吹雪の中、フレッシュマンがそれぞれの新生活をスタートさせる。 先日、入院中の父の病室から、たまった週刊誌を持ち帰った。 受験シーズンの後なので、有名大学の合格者高校ランキングを速報するものが多かった。 どれも似たような特集記事だが、購買者は多いのだろう。私自身も若い頃は興味本位で見たことがある。しかし、実は単に合格者の数を比較してもあまり意味がない。というのは、学校の規模(一学年の人数)や現役・浪人比率、授業時間数などが高校によってまちまちだからだ。 ちょうど一年ほど前、銀行窓口の順番を待つ間、ソファ脇にあった雑誌を読んだ。はっきり覚えていないが、同じ高校ランキングでも、合格者数ではなく、現役(3年生)の合格率ランキングだったと思う。意外な高校名が上位にあって驚いたが、妙に納得した記憶がある。編集部が独自に『合格力』を算出したらしい。流行りの『○○力』がここでも使われていた。 大学入試の成果は、受験生本人の学習能力に加えて、最近は親の経済力が大きく影響している(と、周囲の話などを見聞きして強く思う)から、本当の意味で、高校そのものの『合格力』を測ることは非常に難しくなってきている。
by smile-kazuyo
| 2006-04-10 22:08
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